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ふるさと納税、天童市11億円でトップ
提供:エヌピー通信社
ふるさと納税の情報を集めたポータルサイト「ふるさとチョイス」がまとめたデータによると、今年上半期に「ふるさと納税制度」を利用した寄付金を最も多く集めたのは山形県天童市でした。
市への寄付総額は11億68万円で、昨年の最多額だった長崎県平戸市の1年間の12億7884万円に半年で迫る勢いを見せています。
ふるさと納税制度は本年度税制改正で拡充され、今年から税優遇を受けられる上限額が2倍となっています。
また4月にはサラリーマンなどの給与所得者は確定申告を必要としない「ワンストップ制度」がスタートして使いやすくなったことで、4月以降同制度を利用した自治体への寄付は急増しているようです。
天童市は制度の拡充にあわせて、去年まで年1回までとしていた寄付回数の上限を撤廃し、さらに特産のさくらんぼや和牛を中心に特典を倍増したことが功を奏しました。
寄付額はすでに昨年の総額を超えているといいます。
2位は長崎県平戸市の7億4098万円、3位は宮崎県綾町の7億2468万円でした。
平戸市は地元の海産物を中心とした豊富な特典、綾町は特産の牛肉や果物などがそれぞれ人気を集めました。
全体的に地元名産の食材を用意した自治体が高人気を獲得していますが、4位の長野県飯山市や8位の山形県米沢市のように、地元工場で製造したパソコンを特典にすることで寄付金を集めた自治体もあるなど、まだまだ同制度を利用した地域振興には多くの可能性があると言えそうです。
<情報提供:エヌピー通信社>