法人所得が過去最高の79兆円

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法人所得が過去最高の79兆円

提供:エヌピー通信社

 

2021事務年度(21年7月~22年6月)の法人税の申告所得は79兆円を超え、過去最高を記録したことが分かりました。

コロナ禍から2年ぶりに持ち直した前年からさらに伸び、落ち込んでいた旅館・飲食などの業種も増加に転じています。

コロナ禍からの持ち直しが数字に表れている状況です。

 

国税庁が10月末に公表した最新の法人税申告事績によれば、21事務年度の法人税は申告件数が307万件で、申告所得金額は79兆4790億円でした。

前年度から約9兆3千億円増加し、過去最高額となっています。

申告税額も13兆9232億円と伸びました。

ただし、税額は過去最高を記録したバブル期の1989事務年度の75%程度にとどまっているのが現状です。

89年には本則40%だった法人税率が、第二次安倍政権下の法人減税によって23%台まで下がっていることが理由のひとつと言えそうです。

 

黒字申告1件当たりの所得金額は7273万2千円で、赤字申告1件当たりの欠損金額は853万9千円でした。

申告があった法人のうち、黒字割合は35.7%で、前年比で落ち込んでいた前年から立ち直っています。

 

<情報提供:エヌピー通信社>